仕事でもプライベートでも、パソコンやスマホを見ている時間が多い私たち。
座りっぱなしで、視線はいつでも下向き。目や脳もひっきりなしに動いています。

中医学には『五労（ごろう）』というものがあります。

これは、繰り返し続けられる行動を5つのパターンに分類して、それぞれの行動がカラダにどのような影響を及ぼすのかを説明しています。

その中で、座りっぱなしは「久座（きゅうざ）」といわれ、長時間座っていると、猫背になって胃を圧迫して消化器系が弱くなったり、筋肉が落ちて足腰に力が入らなくなったりすると考えています。
カラダを使わずに手だけを使うので、血行不良にもなり、その結果、いらないお肉がカラダにつくなんていうことも・・・。

また、目の使いすぎは「久視（きゅうし）」といわれ、目を長時間酷使すると、目に栄養や潤いが送られなくなって目が疲れるだけでなく、目は物を見よう見ようとすればするほど、そこから氣も一緒に流れ出してしまうので、ボーっとして思考が回らなくもなると考えています。

脳を使い過ぎていれば、氣は頭の方に上がってくるので、イライラの原因にもなります。

背中を丸め、目を細めながら眉間にシワを寄せていませんか？
キーボードを力を込めてガチャガチャと音を立てて打っていないでしょうか？

視線を下の方に向けていれば、頭の重さで肩は凝りますし、姿勢も前かがみになるので、口元から首や胸に広がる広頚筋（こうけいきん）が縮むため、口元の筋肉が下に引っ張られて口角も下がりやすくなります。

口角が下がると、実年齢よりも老けて見られたり、不機嫌な印象を与えたりもします・・・。

美容推拿では、頭の方に上がっている氣を下へ降ろして気持ちをリラックスさせながら、カラダの中をめぐる氣・血・水のバランスを整え、本来の輝く柔らかい笑顔のあなたを取り戻します。

マッサージ後には、笑顔で過ごせるヒントが詰まった『私のトリセツ』をお渡ししますので、「なんだかイライラしているな」「最近笑っていないかも」と感じているなら、ぜひお越しくださいね。